販売物件の囲い込みについて
2024年2月6日
不動産業界のウラ話「両手仲介」と「囲い込み」
不動産業界で続く慣習に、「両手仲介」や「囲い込み」と言われる手法がありますが。
これは不動産業者の利益のためだけの行為であり、売主や買主にも決して良くはありません。
1つの物件の不動産売買取引において、1社の不動産会社が、売主と買主の双方の仲介を行い、その両方から仲介手数料を受領することを、不動産業界では「両手」と呼ばれています。これだと多くの収入が得られ、ほとんどの不動産業者はこれを目指しています。
両手仲介の場合
これに対して、売主と買主のそれぞれに、別々の不動産会社が仲介を行うことを、業界では、「片手」と言います。
片手仲介の場合
不動産会社が、「両手仲介」をしたいために、売主から売却の依頼を受けた物件を、他の業者に取り扱わせないようにする行為のことを、「囲い込み」と言います。
これにより、売主の希望の金額での成約機会が妨げられるケースも出ています。そもそも両手仲介は大丈夫
不動産を高く売りたいと思う売主と、安く買いたいという買主の希望は相反するため、これをひとつの不動産会社が同時にかなえることは、困難なのです。
株式会社グランデスは売主様の利益に反する物件の「囲い込み」は致しません。
また、購入希望者の方にはどんな物件でもご紹介いたします。
不動産の売買取引(売却・購入)は専門性が高く、何から始めれば良いのか検討が 付かないことが多いと思います。 売却については現状ではいくらで売れて、どの位の期間で売れるのか。また、売却の仕方や税制面や、その他諸経費についても難しい内容がございます。 購入に関しては物件の構造・仕様・住宅ローン等の内容が複雑です。 上記を理解しているか、そうでないかで、損したり得したりする場合があります。 私は約30年間新築分譲マンション、売買仲介(実需用、収益用)の売買等幅広い分野で多くの取引に携わってきました。 今まで培ってきた経験と知識を生かして、売却や購入する際のメリット・デメリットを少しでもご理解頂き、皆様のお役に立てるように尽力させて頂きます。
宅地建物取引士 渋谷 義章